住友林業の年収や就職難易度、新卒や中途採用の評判や口コミをご紹介します。

特に、施工管理職(現場監督)の情報をまとめました。

 

注文住宅と木材建材がメインの企業です。

 

戦後の財閥解体で、住友本社の山林事業が分離されたことで誕生した企業です。

自社で広大な山林を所有しており、木材建材の販売事業も行っています。

 

注文住宅事業の幅は広く、高級住宅の建築も可能です。

 

海外展開も積極的で、アメリカとオーストラリアの戸建て販売戸数は日本国内の数字より多いです。

バイオマス発電事業にも取り組んでいます。

 

それでは、さっそく住友林業について見ていきましょう(^^)

住友林業の平均年収

住友林業の平均年収は867万円でした。

参考:住友林業「有価証券報告書

 

ボーナスは6月と12月の年2回で、約6.08ヶ月分で約272万円です。

昇給は4月に年1回です。

 

諸手当は、

  • 通勤手当
  • 私有車持込補助金
  • 時間外手当
  • 交通費

などがあります。

近年の平均年収・従業員数・平均年齢・平均勤続年数の推移

住友林業の近年の平均年収・従業員数・平均年齢・平均勤続年数の推移をご紹介します。

平均年収 従業員数 平均年齢 平均勤続年数
2004年 763万円 4184人 37.7歳 10.1年
2005年 763万円 4194人 37.9歳 10.3年
2006年 764万円 4330人 38.2歳 10.5年
2007年 765万円 4553人 38.8歳 11.3年
2008年 785万円 4543人 39歳 11.7年
2009年 775万円 4547人 38.9歳 11.8年
2010年 765万円 4539人 39.2歳 12.3年
2011年 764万円 4470人 39.6歳 12.7年
2012年 803万円 4452人 40.3歳 13.5年
2013年 816万円 4416人 40.8歳 14年
2014年 837万円 4486人 41.2歳 14.3年
2015年 833万円 4499人 41.5歳 14.5年
2016年 848万円 4417人 41.5歳 14.4年
2017年 851万円 4485人 41.8歳 14.8年
2018年 867万円 4693人 42歳 14.8年

平均年収は2012年から800万円を超えて順調に増えています。

 

従業員数・平均年齢・平均勤続年数も右肩上がりのため、成長企業といえるでしょう。

世代別の平均年収・月給・ボーナス

住友林業の施工管理職の世代別の平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

計算値は額面の給料です。

 

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参考に計算していますので、実数値と異なる場合があります。

あくまでも参考値としてください。

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

月給 ボーナス(年間合計) 年収
20~24歳 21万円 110万円 366万円
25~29歳 26万円 140万円 455万円
30~34歳 31万円 167万円 534万円
35~39歳 33万円 182万円 579万円
40~44歳 36万円 202万円 638万円
45~49歳 40万円 222万円 698万円
50~54歳 44万円 249万円 778万円
55~59歳 43万円 241万円 755万円
60~64歳 31万円 171万円 547万円
65~69歳 27万円 147万円 475万円

住友林業の平均ボーナス6.08ヶ月で計算しています。

 

また、住友林業の月給には20.5時間分の残業代31340円が含まれていますので、それもふまえて計算しました(^^)

 

住友林業はボーナス割合が多いのが特徴です。

また、技術職は基本的に年功序列で給料が上がります。

 

中途採用で転職を検討している人は、現在のあなたの年齢と照らし合わせて参考にしてください(^^)

世代別の手取りの平均年収・月給・ボーナス

上記の世代別の平均年収・月給・ボーナスの手取り額を計算しました。

上記の額面給料から所得税・住民税・社会保険料を引いて計算しています。

 

※家族状況・お住まいの都道府県・その他控除等によって数字は変わるので、あくまでも参考値としてください。

月給 ボーナス(年間合計) 年収
20~24歳 16万円 85万円 283万円
25~29歳 20万円 106万円 344万円
30~34歳 23万円 126万円 404万円
35~39歳 25万円 138万円 439万円
40~44歳 27万円 148万円 468万円
45~49歳 30万円 167万円 524万円
50~54歳 33万円 188万円 586万円
55~59歳 30万円 172万円 538万円
60~64歳 23万円 128万円 408万円
65~69歳 21万円 111万円 359万円

役職別の平均年収

住友林業の役職別の平均年収をご紹介します。

ただし、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参考に計算しており実数値と異なる場合がありますので、あくまでも参考値としてください。

月給 ボーナス 年収
非役職 27万円 124万円 452万円
職長級 33万円 164万円 558万円
係長級 34万円 195万円 606万円
課長級 39万円 281万円 748万円
部長級 47万円 354万円 913万円

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

住友林業の施工管理職の生涯賃金

上記の給料データから計算すると、住友林業の施工管理職の生涯賃金は約2億9000万円です。

 

さすが業界4位の企業ですね、住友林業は給料が高いといえます(^^)

他のハウスメーカーとの年収比較

住友林業の平均年収は他のハウスメーカーと比べるとどうなのでしょうか?

 

他のハウスメーカーと住友林業の年収をご紹介します。

となりました。

 

住友林業の年収は業界でも高い方です(^^)

住友林業の会社概要

住友林業の会社概要は、

  • 本社所在地:東京都千代田区大手町一丁目3番2号
  • 資本金:326億7200万円
  • 設立:1948年2月20日
  • 創業:1691年

となっています。

 

住友の創業は江戸時代までさかのぼります。

住友林業の社有林の広さは47977ヘクタールです。

※東京ドーム約10000個分。

 

事業内容は、

  • 木材建材事業
  • 住宅事業
  • 海外事業

などがあります。

 

木造住宅の建築がメインです。

よく比較されるハウスメーカーは、

などです。

 

国内拠点は沖縄県以外のすべての都道府県にあります。

 

海外展開も積極的で、

  • シンガポール
  • インドネシア
  • フィリピン
  • ベトナム
  • インド
  • 中国
  • 香港
  • 韓国
  • ロシア
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • アメリカ
  • カナダ

など、幅広い海外展開をしています。

 

国内に限らず、海外への転勤の可能性もあります。

 

また、2017年にはゼネコンの熊谷組との業務提携・資本提携をしています。

 

近年は女優の長澤まさみさんのTVCMが有名ですね。

引用元:youtube『【住友林業】「たいせつな時間」篇 60秒

住友林業のその他の企業情報は、

  • 従業員の平均年齢:42.5歳
  • 男性従業員の平均年齢:43.1歳
  • 女性従業員の平均年齢:39.8歳
  • 平均勤続年数:15.4年
  • 男性従業員の平均勤続年数:16.4年
  • 女性従業員の平均勤続年数:11.4年
  • 技術職の採用倍率:16倍
  • 離職率:2.6%
  • 3年後離職率:19.6%
  • 年間の平均有給休暇取得日数:6.9日

となっています。

引用元:就職四季報

採用倍率は少々高いです。

人気の就職・転職先と言えるでしょう。

経営理念

住友林業の経営理念をご紹介します。

住友林業グループは、公正、信用を重視し社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献します。

引用元:住友林業「経営理念・行動指針」

また、行動指針もご紹介します。

お客様の感動を生む、高品質の商品・サービスを提供します。

新たな視点で、次代の幸福に繋がる仕事を創造します。

多様性を尊重し、自由闊達な企業風土をつくります。

日々研鑽を積み、自ら高い目標に挑戦します。

正々堂々と行動し、社会に信頼される仕事をします。

引用元:住友林業「経営理念・行動指針」

応募する企業の経営理念や行動指針に共感していることが大切です。

 

「なぜ住友林業でなければいけないのか?」の答えは、経営理念に隠されていることが多いです。

 

また、面接の際は経営理念を覚えていきましょう。

住友林業の業績

住友林業の近年の業績をご紹介します。

売上高 経常利益 純利益
2014年 9729億6800万円 335億6700万円 225億3100万円
2015年 9972億5600万円 364億2400万円 185億7200万円
2016年 1兆405億2400万円 305億700万円 97億2700万円
2017年 1兆1133億6400万円 578億4100万円 345億3200万円
2018年 1兆2219億9800万円 578億6500万円 301億3500万円

売上・利益ともに堅調に推移していますね。

 

ちなみに、住友林業の売上は、

  1. 大和ハウス工業
  2. 積水ハウス
  3. 大東建託

に次いで、業界第4位です。

事業比率

住友林業の事業比率を見てみましょう。

売上高 従業員数
木材建材事業 4355億800万円 1752人
住宅事業 4492億100万円 8280人
海外事業 3528億9700万円 6502人
その他事業 370億700万円 1315人

近年は北米、オーストラリア、アジアなど海外の売上が好調です。

今後も海外事業展開は進んでいくでしょう。

 

その分、海外に人員が割り振られるため、海外勤務の可能性も高くなります。

参考:住友林業「有価証券報告書

住友林業の木造高層ビル計画

住友林業が高さ350m、地上70階建ての木造高層ビル建築を計画しているようです。

 

なんと、材料の9割は木材という計画だそうです。

 

まだ本格的な計画というわけではなさそうですが、2041年完成?という情報もあります。

※住友林業は2041年に350周年を迎えるため、地上350mのビルということのようです。

 

企業の採用面接を受けるときは、企業が今力を入れていることを知っておきましょう。

 

今力を入れていることを知っていると、面接官の印象が良くなります。

参考:建設業界ニュース「高層ビルは木造で建てられる?

住友林業の施工管理職の新卒採用の就職難易度

住友林業の施工管理職は木造注文住宅の施工管理を募集しています。

 

入社時に二級建築士の受験資格があることが条件ですので、建築系学科である必要があります。

 

学部が限定されている点から考えると就職の難易度は高そうです。

※より即戦力に近い人材を募集しているということです。

 

近年の技術系の採用実績を見てみましょう。

年度 採用人数
2016年 34人
2017年 46人
2018年 52人

毎年30~50人くらいの新卒を採用しています。

住友林業は人気の就職先のため倍率は高いです。

 

ちなみに、新卒の初任給は、

  • 修士卒:月給227,000円
  • 大卒:月給213,000円
  • 高専卒:月給203,000円

となっています。

 

住友不動産の新卒の初任給には、20.5時間分の残業代29,879円が含まれています。

参考:住友林業「募集要項」

採用大学

住友林業の新卒の採用大学は、

  • 京都大学
  • 神戸大学
  • 東京電機大学
  • 東京大学
  • 名古屋大学
  • 大阪大学
  • 大阪市立大学
  • 芝浦工業大学
  • 金沢大学
  • 日本大学
  • 工学院大学
  • 近畿大学
  • 立命館大学
  • 明治大学
  • 名古屋工業大学
  • 東京理科大学
  • 静岡大学

などです。

 

日本を代表する有名大学が名を連ねています。

採用時に大学名は見られるでしょう。

 

有名大学の採用が多いため就職難易度は高いです。

 

ちなみに、エントリーシートの内容は、

  • 志望動機
  • 学生時代に取り組んだこと

です。

インターン

住友林業のインターンは、

  • 1DAYインターンシップ
  • 建築技術職インターンシップ

があります。

 

1DAYインターンシップの開催時期は8月上旬~9月中旬で1日間で、参加人数は450名です。

 

建築技術職インターンシップの開催時期は12月上旬から2月下旬で4日間で、参加人数は150名です。

新卒の選考フロー

住友林業の新卒の選考フローは、

  1. エントリーシート提出・Webテスト
  2. 一次面接
  3. 二次面接
  4. 三次面接
  5. 内々定

となっています。

 

面接回数が多いため、しっかり準備していきましょう。

住友林業の施工管理職の中途採用の転職の難易度

住友林業の施工管理の中途採用の募集職種は、住宅の建築施工管理職です。

 

応募資格は、

  • 最終学歴高卒以上
  • 普通自動車免許をもっている人
  • 一級建築士か二級建築士の資格をもっている人
  • 施工管理の実務経験がある人

となっています。

 

建築士の資格が必要ですので、少々転職の難易度は高いです。

当然、施工管理の実務経験値が高い方が有利です。

 

特に、木造建築の施工管理経験は重要です。

 

住友林業は採用倍率も高めですので、中途採用であっても面接の練習や企業分析など念入りに行いましょう。

 

施工管理職は全国で募集があります。

全国転勤のあるコースと、配属エリア限定のコースがあります。

 

中途採用の月給は23万円以上で、あとは各種手当がつきます。

研修・教育制度

住友林業では社員研修に力を入れています。

入社から3年は半年に一度のペースで研修があります。

 

相談にのってくれる上司も多いため、しっかりとキャリア形成できそうですね(^^)

住友林業の休日と休暇

住友林業の休日は週休2日で、水日祝です。

 

休暇は、

  • 年末年始休暇(12月29日~1月3日)
  • 有給休暇(年20日)
  • 慶弔休暇
  • 特別休暇
  • 育児休暇
  • 介護休暇
  • リフレッシュ休暇
  • ファミリーフレンドリーday

などがあります。

 

年間休日は約120日です。

住友林業の福利厚生

住友林業の福利厚生は、

  • 各種社会保険
  • 社宅制度
  • 財形貯蓄
  • 退職金制度
  • 優秀社員表彰
  • 住友林業持株会
  • 厚生施設利用可
  • 永年勤続表彰制度
  • 慶弔見舞金制度

などがあります。

 

福利厚生は充実しています。

必要書類

住友林業に中途採用で応募する際必要な書類は、

  • 履歴書
  • 職務経歴書

となっています。

 

また、新卒で応募する際に必要な書類は、

  • エントリーシート
  • 卒業見込証明書
  • 成績証明書

です。

求められる人物像

住友林業が求める人物像は、

  • 建築士の資格をもっている人
  • 施工管理の実務経験のある人
  • 成長できる人
  • 責任感のある人
  • 協調性がある人
  • コミュニケーション能力の高い人
  • 転勤が可能な人
  • 調整力のある人
  • 柔軟な対応力のある人
  • チームワークができる人
  • 人から信頼される人
  • リーダーシップのある人
  • 折衝力のある人

となっています。

採用面接で聞かれること

住友林業の採用面接で聞かれる可能性のあることは、

  • 志望動機
  • 転勤は可能か?
  • 体力はある方ですか?
  • 実務経験はどれくらい?
  • 残業は可能か?
  • 自己PR
  • 転職理由
  • 忙しい現場でも大丈夫か?
  • 単身赴任は可能か?
  • 前職の退職理由

となっています。

 

住友林業の面接は、新卒・中途採用問わず一般的な質問が多いです。

ただし、一般的な質問だと油断すると独自性のない答えになってしまう危険性があります。

 

しっかりと面接対策をしてのぞみましょう。

 

ちなみに、施工管理職の志望動機のコツは、建設業界ニュースというサイトの、

施工管理の志望動機の例文!実務経験を職務経歴書にどう書く?が参考になるので、読んでみてください(^^)

住友林業の評判や口コミ

住友林業の評判や口コミをご紹介します。

住友林業の社員さんの声もお伝えします。

 

就職・転職の参考にしてください(^^)

厳格な安定企業

住友林業は厳格な会社として有名です。

仕事に対するプライドは高く、官公庁のような雰囲気もあります。

 

ビジネスモデルが完成している安定企業のため、かんたんには倒産しません。

長期のキャリア形成を計画できる企業です。

木造技術はNo.1

木造に関する知識や技術は業界トップクラスです。

木造建築の知識・技術をさらに高めたい人にはおすすめです。

 

住友林業独自の工法もあるため、技術者として良い経験が積めるでしょう。

70階建ての木造高層ビルの構想もあり、高い技術があります。

年功序列

住友林業は基本的には年功序列です。

長く勤めるほど給料も上がっていきます。

 

トップダウン・縦社会で、体育会系の面もありますが、歴史ある優良企業である証拠です。

海外進出に成功している

ハウスメーカーの中では海外進出に成功している企業です。

海外での住宅施工や、良質な日本国産材の海外への輸出も好調です。

 

海外展開している分、多くの収入源があり経営が安定しています。

今後のリフォーム時代に強い

新築の着工件数が減っている分、リフォームの需要が高まっています。

日本は木造家屋が圧倒的に多いため、今後も多くのリフォーム案件が見込まれています。

 

木造建築に高い技術と実績のある住友林業は、今後のリフォーム時代に強いと言えるでしょう。

優秀な人材が多い

住友林業は財閥住友系の企業でもあり、優秀な人材が多いです。

仕事ができるエリートが多いため、刺激も多いでしょう。

 

建設業界での優秀な人の人脈ができるチャンスにもなるでしょう。

転勤はある

施工管理職は全国転勤の可能性があります。

場合によっては海外への転勤もありえるでしょう。

 

全国をとびまわって経験を積みたい人にはとても良いでしょう。

ブラックなのか?

住友林業はブラック企業ではありません。

前述の離職率(2.6%)からもわかりますし、従業員の平均勤続年数も右肩上がりです。

 

本当のブラック企業は離職率が高く、平均勤続年数が上がりません。

住友林業は働きやすい環境のようですね(^^)

まとめ

住友林業の採用倍率は高めのため、就職・転職の難易度は高いです。

 

実務経験豊富な現場監督でも、油断せずに採用試験にのぞみましょう。

 

中途採用でも面接の練習や企業分析をきちんと行いましょう。

 

住友林業では今後、

  • 海外事業
  • 住宅ストック事業
  • 環境エネルギー事業
  • 生活サービス事業

に力を入れていくようです。

 

住友林業が今後力を入れていく分野の実務経験があると、転職には有利でしょう。

 

日本全国に限らず、海外への転勤もあるかもしれません。

 

住友林業は売上にしめる海外事業比率が高いハウスメーカーのため、今後は海外事業の伸び期待されます。

 

あなたの就職・転職活動の参考になればうれしいです(^^)