「現場監督を辞めた後、どういう仕事に転職すればいいか知りたい」
「次の仕事も、人に言えるようなまともな仕事に転職したい」
「長く続けられて手に職がつく仕事に転職したい」
「できれば、給料を下げたくない」
と思っていませんか?
この記事では、
- 現場監督を辞めた後の転職先13選
- 現場監督を辞める方法【正しい退職方法】
を解説します。
現場監督を辞めた後の転職先の参考にしてください(^^)
新たな職業で、新しい人生を始めましょう!
目次
現場監督を辞めた後の転職先13選
現場監督を辞めた後の転職先13選は、下記のとおり。
- 設計職
- ハウスメーカーの営業
- ディベロッパー系の営業
- 保守点検
- CADオペレーター
- プログラマー・インフラエンジニアなどIT業界
- 営業職
- 製造業
- 介護職
- 公務員
- 宅地建物取引士
- 不動産管理
- 起業
1つずつ解説していきますね(^^)
現場監督を辞めた後の転職先の参考にしてください。
①設計職
設計職は、現場監督の経験を活かせます。
現場監督も設計をかじっているからです。
特に、現場監督時代に設計が好きだった人には良いですね。
建築士の資格がある人は、資格も活かせます。
具体的な転職先の例は、
- 設計事務所
- ゼネコンの設計職
- ハウスメーカーの設計職
などです。
設計ができる人材は不足しているので、転職できる可能性が高いです。
ただし、現場監督よりも給料は下がります。
②ハウスメーカーの営業
ハウスメーカーの営業も、現場監督の経験を活かせます。
設計図面をお客様に見せることがあるからです。
設計知識があれば、説明しやすいですね(^^)
ただし、あくまでも営業職なのでノルマがあります。
営業成績が良ければ現場監督時代の給料を超えますが、売れなければ給料は下がります。
- コミュニケーション能力が高い人
- 清潔感のある人
などが良いでしょう。
③ディベロッパー系の営業
ディベロッパー系の営業も、現場監督の経験を活かせます。
ハウスメーカーの営業同様、設計図面をお客様に説明することがあるからです。
ディベロッパー系とは、
- 住友不動産
- 三井不動産
- 東急不動産
などなど。
大手企業でも、営業職であれば募集が出ていることがあります。
もちろん、ノルマはあります。
営業成績が良ければ現場監督時代の給料を超えますが、売れなければ給料は下がります。
④保守点検
建物の保守点検の仕事も、現場監督の経験を活かせます。
建築や設備の基礎知識があると、スムーズに仕事ができるからです。
具体的な転職先は、
- 電気の保守点検会社
- ガス設備の保守点検会社
- 空調設備の保守点検会社
- 消防設備の保守点検会社
などです。
ただし、現場監督時代より給料は下がります。
⑤CADオペレーター【女性のみ】
CADオペレーターも、現場監督の経験を活かせます。
設計の仕事なので、現場監督のころの設計業務と近いからです。
ただし、一般的にCADオペレーターは女性の仕事です。
男性の転職は難しいですね。
また、給料は現場監督時代より下がります。
⑥プログラマー・インフラエンジニアなどIT業界【20代まで】
プログラマーやインフラエンジニアなど、IT業界は未経験でも転職できます。
IT業界も人材不足だからです。
建設と同じモノづくり業界だけど、
将来性はITの方が上です。
近年のITやAIの進化を見れば、説明は不要かと(^^)
建設業がなくなることはありませんが、大きく発展する可能性は低いです。
でも、ITはまだまだ伸びていく業界です。
出展:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」
スキルが身につけば、現場監督時代の給料を超えるので、稼ぎたい人はITがおすすめ。
年収1000万円以上稼ぐIT技術者もいます。
ただし、IT業界に未経験で転職できるのは20代まで。
30代以降は難しいです。
IT企業は長期で人材を育成したいため、若い人材がほしいからです。
⑦営業職【30代もOK】
営業職は、30代でも未経験から転職できるものが多いです。
営業職は離職率が高いため、常に求人があるからです。
あらゆる業界で営業の求人はあるので、興味のある業界の営業にしましょう。
売る商品に興味がないと、売りにくいですからね。
営業職はインセンティブがつくのが一般的なので、売れれば現場監督時代の給料を超えます。
でも、売れないと給料が下がります。
⑧製造業
製造業も未経験から転職できます。
常に人不足の業界だからです。
大手企業でも製造の人材を募集しています。
例えば、
- トヨタ自動車
- 日産自動車
- ホンダ
- デンソー
など。
ただし、大手の製造の求人は契約社員です。
もし働きぶりが良ければ、正社員になれることもあります。
※倍率はかなり高いですが。
いきなり正社員の製造業の募集は、未経験だと少なめです。
ただし、現場監督時代より給料は下がります。
⑨介護職
介護職も未経験から転職できます。
不人気業界なので、常に人が足りないからです。
例えば、
- 老人ホーム
- ホームヘルパー
- 障害者施設
などで働きます。
介護職は、一度経験すれば転職に困ることはありません。
肉体労働で、人間関係のトラブルも多い業界ですが、現場監督よりマシです。
ただし、介護職は給料が安いです。
どんなに頑張っても、現場監督時代より給料が高くなることはありません。
⑩公務員
公務員は30代までであれば、募集があります。
基本的に未経験者採用です。
公務員はジャンルの幅が広く、建設技術者の公務員もあります。
建設技術者の公務員は、元現場監督は有利。
基礎知識があるとみなされるので、採用されやすいです。
ただし、建設技術者の公務員も部署によっては激務。
「激務だから現場監督をやめたい」という人は、公務員の建設技術者はおすすめしません。
また、比較的なりやすい公務員は、
- 警察官
- 刑務官
- 自衛隊
など。
体力に自信がある人は、上記のような公務員も良いでしょう。
ただし、公務員になるには公務員試験に合格する必要があります。
受験する種類によりますが、5教科の筆記試験と面接が一般的。
1日8時間の勉強を1年続けないと合格できないので、「今からそこまでして公務員になりたいか」の判断が重要です。
また、公務員は給料は高くないので、
現場監督時代より給料が下がります。
⑪宅地建物取引士
宅地建物取引士は、別名「もっともつぶしの効く資格」と言われています。
不動産を取り扱う会社は、一定割合以上の宅地建物取引士を雇用しなければいけないと、法律で決められているからです。
具体的な転職先は、
- 不動産会社
- 不動産仲介の会社
- 建設会社
- ハウスメーカー
- 鉄道会社
など。
1年くらい真剣に勉強すれば、合格できます。
ただし、給料は高くないので、現場監督時代より下がります。
⑫不動産管理
不動産管理の仕事も、転職しやすいです。
マンションやビルの管理人や、管理の担当者は不足しているからです。
転職先は、不動産の管理会社です。
管理業務主任者という資格を取得すると、転職に有利です。
ただし、給料は高くありません。
現場監督時代より給料は下がります。
⑬起業
起業は誰でもできます。
職務経験や転職回数も関係ありません。
だって、自分が社長になるわけですから(^^)
具体的な起業の方法は、
- フランチャイズ
- ネットビジネス
などが一般的。
フランチャイズは多額の資金が必要なので、慎重に判断してください。
ネットビジネスはほとんどお金をかけずに、
パソコン1つで起業できます。
「借金して商売を始める」という必要はありません。
例えば、
- ブログで稼ぐ
- アフィリエイトで稼ぐ
- Youtubeの広告収入で稼ぐ
などですね。
ただし、すぐに生活できるほどの収入にならないのがデメリット。
徐々に収入を上げていく必要があります。
現場監督を辞める方法【正しい退職方法】
「まだ現場監督を辞めていない」という人は、退職の準備をしっかり行いましょう。
というのも、現場監督は辞めにくいからです。
現場の途中だと引継ぎが難しいので、現場の途中で辞められることは少ないです。
狙い目は、現場が終わるタイミングで退職すること。
でも、現場が終わってから退職も申し出ても遅いです。
※次の人材を会社が準備できないので。
退職手続きは計画的に、ゆとりをもって行いましょう。
まとめ
最後に、この記事まとめはこんな感じ。
- 現場監督を辞めた後のおすすめの転職先は13個ある
- 現場監督の経験を活かせる仕事もあれば、未経験から転職できる仕事もある
- 現場監督は辞めにくいので、計画的にゆとりをもって退職手続きをする
幸い今はどの業界も人手不足なので、転職しやすい時代です(^^)
厚生労働省が発表している有効求人倍率は、もう何年もずっと1倍以上です。
有効求人倍率が1倍以上ということは、1人の求職者に対して1件以上の求人があるということ。
だから、転職はできます(^^)
現場監督を辞めた後の転職先は、この記事の内容を参考に検討しましょう。
ちなみに、最後にあなたが本当に現場監督に向いてないか確認しましょう。
もし向いてるようであれば、もう少し頑張れば光が見えるかもしれません。
あなたが現場監督に向いてるかどうかは、現場監督(施工管理)に向いてない人の特徴28選【向いてる人も紹介】を読んでみてください。
28個のチェックリストがあるので、あなたが何個あてはまるか数えてみましょう(^^)
18個以上当てはまるなら、あなたは現場監督に向いてません。
きれいさっぱり他の仕事に転職しましょう!
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです(^^)