「現場監督は激務っていうけど、どれくらい激務なの?」
「現場監督で激務じゃない働き方はできるの?」
と思っていませんか?
この記事では、
- 現場監督がどれくらい激務なのか
- 現場監督で激務じゃない働き方
がわかります。
ネットで調べると「現場監督は激務」と出てきて、不安になりますよね。
現場監督はたしかに激務な仕事です。
いったいどれくらい激務なのかを、この記事で解説します。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
現場監督は激務です【長時間残業で休みが少ないから】
現場監督は激務です。
激務っぷりを解説します。
長時間残業
現場監督は7~21時勤務が一般的です。
工事現場は朝から動くのと、工事が終わったあとに事務作業があるからです。
7~21時だと13時間拘束なので、
けっこう長時間労働ですよね(^^;
朝礼が8時からのことが多いのですが、現場監督は1時間前に来て朝礼の準備です。
夕方工事が終わってから事務作業があるので、どうしても長時間残業になります。
7~21時で終わればまだ良い方で、繁忙期は早朝から深夜まで働きます。
現場に泊まり込みで働く現場監督もけっこういますね。
そもそもなんでこんなに長時間残業があるかというと、工事が遅れることが多いからです。
建設物は必ず期限までに完成させなければいけないのですが、
- 天候が悪くて工事ができない日がある
- 部材の到着が遅れる
- 人員が足りない
などで、どうしてもスケジュールが遅れます。
期限は厳守なので、間に合わないとどうしても残業しなければいけないのです。
また、建設業界は労働基準法の36協定の適用除外業種なので、残業時間の上限がありません。
本来は36協定で、残業時間の上限は、
- 1ヶ月:45時間
- 1年間:360時間
と法律で決められているのですが、建設業界はこれがありません。
休みが少ない
建設業界は週休1日制です。
古くからの慣習もあり、業界全体が日曜日しか休まないからです。
建設会社の募集要項や求人サイトに「土日祝休み」と書いてあっても、実際は週休1日です。
※本当のことを書いてくれないと、まぎらわしいですよね(^^;
また、前述のとおり工事が遅れると休日返上で間に合わせないといけません。
場合によっては、1ヶ月休みなしで働くこともあります。
1ヶ月休みなしは、なかなか激務ですよね(汗)
忙しいと休憩が少ない
仕事が忙しいと、当然休憩時間も削られます。
工期ギリギリだと、休憩時間すらももったいないからです。
食事をとれないことや、トイレにいけないくらい忙しいこともあります。
忙しいと休憩が少ないのは、きついところです(^^;
IT化が進んでいないから仕事量が多い
建設業界はIT化が遅れている業界です。
そのため、いまだに紙を使うことが多く、業務が不効率です。
ITシステムを使うような仕事から転職すると、あまりのアナログ感にびっくりしますよ。
ITシステムがやるような仕事も現場監督が手作業でしなければいけないので、激務になりやすいです。
転勤や出張が多く自宅に帰れない
大手の建設会社は、転勤や出張が多いです。
全国に工事現場があるからです。
離島だと人員が足りなくて、ずっと休みなしということもあります。
また、大手ゼネコンだと海外転勤もありますね。
そのため、なかなか自宅に帰ることができません。
結婚している人は、家族とうまくいかなくなることも多いです。
仕事が終わった後も勉強が必要
現場監督として経験が浅いうちは、仕事が終わったあとも勉強しないとついていけません。
現場監督は工事のあらゆることを把握しなければいけないので、覚えることが多いんです。
夜遅くに帰ってきてから勉強するのは、
けっこうしんどいです(^^;
明日の朝も早いですからね。
また、施工管理技士など国家資格の勉強も必要なので、起きてる時間はほぼ仕事漬けになります。
現場監督は激務だけど、働き方改革やIT化で働きやすくなるかも
ここまで見てくると「現場監督って、超激務じゃん…」と思いますよね(^^;
ただ、今後は働きやすくなる予定です。
- 国が建設業界の働き方改革を進めている
- 国が建設業界のIT化を進めている
という理由からです。
働き方改革やIT化については、施工管理(現場監督)はきつい・辛い・大変の実態24選【適性も診断】にまとめているので、興味あれば読んでみてください(^^)
現場監督で激務じゃない働き方をする方法
現場監督で激務じゃない働き方をする方法は、下記の4つ。
- 地方の現場監督で働く
- 規模の小さい現場で働く
- 仕事ができるようになって会社に労働条件を交渉
- 技術者派遣で働く
ちなみに、ゼネコンやハウスメーカーはけっこう忙しいです。
ゼネコンは大型の工事が多く、激務になりがちです。
海外転勤も多いので、なかなか家に帰れないことも。
また、新築住宅の着工件数が減っているといっても、ハウスメーカーや工務店は激務です。
それだけ現場監督が不足しているからです。
ハウスメーカーや工務店は、複数の現場を1人の現場監督がかけもちすることが多く大変です。
現場監督は公務員になるという進路もありますが、公務員も民間と同じく激務です。
また、公務員はルーティンワークが多くスキルが身につかないので、上昇志向のある人には向きません。
激務じゃない働き方をしたい人は、上記4つの、
- 地方の現場監督で働く
- 規模の小さい現場で働く
- 仕事ができるようになって会社に労働条件を交渉
- 技術者派遣で働く
を検討しましょう。
まとめ
最後に、この記事の内容は下記のとおり。
- 現場監督はたしかに激務
- でも、今後は働きやすくなるかも
- 激務じゃない働き方もある
現場監督が激務であることは事実なので、激務なのを受け入れた上でやってみるかどうかの判断材料にしてください。
また、「現場監督には興味あるけど、激務は嫌だ」という人は、前述の激務じゃない働き方を実行してください。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです(^^)