インテリアデザイナーの年収って、どれくらいなの?
けっこう稼げる仕事なのかな?
あと、資格は取得した方が稼げるの?
よく似たのでインテリアコーディネーターもあるけど、何が違うの?
こういった疑問に答える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- インテリアデザイナーの年収がわかる
- インテリアデザイナーの年収を上げる方法がわかる
インテリアデザイナーの年収を解説します。
かっこいいイメージのある仕事ですが、収入事情も気になるところですよね。
また、インテリアデザイナーとして年収を上げる方法も解説。
あなたの進路の参考になればうれしいです。
インテリアデザイナーの平均年収は400万円くらい
インテリアデザイナーの平均年収は400万円くらいです。
統計データなどがないので明確な平均年収はありませんが、だいたい400万円くらいですね。
ただし、若いときはあまり給料が高くありません。
若いインテリアデザイナーの給料は低い【修行だから】
理由は、修行の世界だから。
板前さんとか、美容師さんと同じです。
最初は月給10万円台も珍しくありません。
最初から稼げないので、本当にインテリアデザインが好きな人しか続かない厳しい仕事です。
【そもそも】インテリアデザイナーの仕事内容
インテリアデザイナーとは、簡単にいうと「内装のデザイナー」です。
- 内装の設計
- 床材
- 天井
- 壁紙
- 照明
- 家具
- 建材
などを、ゼロから設計する仕事です。
設計するのは個人宅だけでなく、
- オフィス
- 商業施設
- ホテル
- 店舗
- ショールーム
など、幅広いです。
若いインテリアデザイナーの修行は厳しい【時給換算は低い】
仕事が忙しいと、長時間労働になることもあります。
納期やコンペや準備など、やることはたくさん。
若手(アシスタント)は大量の雑務をこなすため、深夜まで働くことも。
残業代というよりは裁量の仕事(結果がすべて)なので、長時間労働になりがちです。
忙しいと休日も少ないですが、それもすべては修行なので仕方ありません。
時給換算すると、あまり給料は高くないです。
インテリアデザイナーの就職先
インテリアデザイナーの主な就職先は、下記のとおり。
- ハウスメーカー
- 工務店
- 内装工事の会社
- 建築設計事務所
- インテリアメーカー
- アトリエ事務所
正直、給料は会社規模と比例します。
なので、稼ぎたい人はできるだけ大手に就職しましょう。
ただし派遣やアルバイトも多いので、雇用形態もチェックしてください。
インテリアデザイナー系の大学や専門学校を出た方が就職は有利
できるだけ大手に就職するには、やはりインテリアデザイン系の学校を卒業する方が有利です。
具体的には、下記のような学校ですね。
- 美術大学などでデザインを勉強
- 建築デザインの専門学校
まったく未経験からの就職は、ちょっと不利です。
インテリアデザイナーの資格と年収はあまり関係ない【独学でも合格可能】
インテリアデザイナーの資格をとると、年収は上がるの?
結論、資格の有無と年収はあまり関係ありません。
実力の世界なので、デザイン力がある人が稼げます。
ただ、肩書きとしても資格は取得しておきましょう。
インテリアデザイナーは、日本デザインプランナー協会の認定資格で、独学で合格可能。
在宅で受験するので、比較的簡単な試験です。
仕事をしながらでも合格できるので、いずれ取得しましょう。
インテリアデザイナーの年収を上げる方法【収入アップのコツ】
インテリアデザイナーで、もっと稼ぐことはできるの?
平均年収は400万円くらいですが、もっと稼ぐインテリアデザイナーもいます。
収入アップのコツは、下記の2つ。
- 独立する
- 他の資格も取得する
なので、年収400万円が上限ではなく、もっと可能性のある仕事です。
1つずつ解説しますね。
①インテリアデザイナーとして独立すると年収が上がる人もいる
独立して稼ぐインテリアデザイナーもいます。
給料のように上限がないからです。
中には、年収1000万円以上を稼ぐインテリアデザイナーもいますよ。
【ただし】独立は必ず稼げるわけじゃない
仕事をとれなければ収入もないので、独立すれば誰でも稼げるわけではありません。
独立したインテリアデザイナーとして稼ぐには、下記が必要です。
- 人脈
- 実績
- 営業力
よくある失敗は、営業力がなくて稼げないパターンですね。
インテリアデザイナーとして独立したからといって、勝手に仕事が舞い込んでいくるわけではありません。
- 営業する
- ホームページを作り込む
- コンペで案件を勝ち取る
などの努力が必要不可欠です。
独立したら誰も守ってくれないので、自分の力で仕事をとるしかありません。
②他の資格も取得する
インテリアデザイナー以外の資格も取得して、年収を上げる方法もあります。
具体的には下記の資格がおすすめ。
- インテリアコーディネーター
- CAD系資格
- 建築士
1つずつ解説します。
インテリアデザイナーとインテリアコーディネーターの違い
インテリアコーディネーターを取得すると、仕事の幅が広がって収入が上がりやすいです。
ちなみに、インテリアデザイナーとの違いは下記のとおり。
インテリアデザイナー | インテリアコーディネーター | |
デザインの対象 | 個人宅
オフィス 商業施設 ホテル 店舗 ショールーム |
個人宅がメイン |
デザインの範囲 | ゼロからデザイン | 既製品を組み合わせてデザイン |
インテリアコーディネーターについては、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。
CAD系資格を取得する【雇用は安定してます】
CADとは、設計補助のこと。
建築士や設計士の補助をする仕事です。
CADという設計ソフトを操作して、図面を書く仕事で「CADオペレーター」といいます。
インテリアデザイナーも設計図を書くので、仕事内容は近いものがあります。
主なCAD系資格は、下記があります。
- CAD利用技術者試験
- 建築CAD検定
- オートデスク認定資格プログラム
CADオペレーターは雇用が安定しているので、CADができると就職が有利。
手に職もつくので、将来的にも安心です。
建築士の平均年収は高いです【就職もかなり有利】
建築士資格をとると、かなり年収は上がります。
建築士はどこの会社も欲しがる人材で、希少性が高いから。
具体的には、
- 一級建築士
- 二級建築士
- 木造建築士
がありますが、一番稼げるのは最上位資格である一級建築士です。
一級建築士の平均年収は、642万円です。
建築士を取得するなら二級建築士から
- 一級建築士
- 二級建築士
- 木造建築士
なら、二級建築士から取得しましょう。
受験資格のハードルが低く、一級より試験の難易度が低いから。
二級建築士を取得すれば就職もかなり有利なので、まずは二級からがおすすめ。
木造建築士もありますが、
- 二級建築士になれば木造建築士の業務もできる
- 木造建築士は受験者が少なく、参考書が少ない
などの理由で、二級建築士の受験が良いですね。
インテリアデザイナーと合わせて取得しておくと、年収がアップします。
まとめ【インテリアデザイナーの年収は400万円くらいだが、収入アップもできる】
この記事をまとめます。
- インテリアデザイナーの平均年収は400万円くらいだが、若いときは修行
- 修行時代は、残業が多くて休みも少なく、給料も低いので厳しい
- できるだけ大手に就職した方が給料は高い【デザインの大学や専門学校がおすすめ】
- インテリアデザイナーの年収を上げる方法は、独立か他の資格の取得
- 他の資格は、インテリアコーディネーター・CAD系資格・建築士がおすすめ
インテリアデザイナーに興味があるあなたの、参考になればうれしいです。
ちなみに、インテリアコーディネーターと迷ってる人も多いかと。
インテリアコーディネーターは資格があった方が就職に有利なので、取得しておくのがおすすめです。
インテリアコーディネーターの資格取得については、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。
あなたの進路の参考になればうれしいです。