1級建築士の年収などをご紹介します。
あなたの就職・転職活動の参考になればうれしいです(^^)
1級建築士の平均年収と合格率
1級建築士の平均年収などをご紹介します。
- 平均年収:600万円
- 合格率:学科18.3%、製図40.4%
1級建築士は建築物の設計及び工事監理を行う仕事です。
建築士の職務は大きく3つに分けられています。
- 設計業務:基本設計、実施設計の2段階で行われ、それぞれについて意匠設計、構造設計、設備設計が含まれます。
- 工事監理業務:建築主や現場管理者(施工者の置く現場監督)とは違う第三者の立場で、工事が設計図書のとおりに実施されているかを確認し、建築主への報告と施工者等への必要な指示を行います。
- 手続き等業務:設計前における調査、企画等の業務や、建築工事契約に関する事務、建築工事の指導監督、既存建築物に関する調査、鑑定業務、開発許可、農地転用許可等の手続き業務、各種コンサルティング業務等、建築士の職務は多岐に渡り、それらの一部を専門に行う建築士もいます。
現場の職人さんに指示を出したり、うまく配置したり、お客さんに工事の報告をするのも仕事です。
他にも手続きの代行や耐震性の診断なども行ないます。
1級建築士の業務範囲をまとめておきます。
- 学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が500m²を超えるもの
- 木造建築物または建築の部分で、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えるもの
- 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の部分で、延べ面積が300m²、高さが13m、または軒の高さが9mを超えるもの
- 延べ面積が1000m²を超え且つ階数が2階以上のもの
となっています。
建築士と一口に言っても勤め先に幅があるため、企業の規模によって収入は大きく異なります。
主な就職先は建設会社、建築設計事務所、住宅メーカー、ディベロッパーなどで、雇用形態は正社員、契約社員などです。
経験を積んで実力をつければ、建築士として独立開業も可能です。
個人設計事務所の場合には、実績やスキル、人脈によって仕事量と単価が変わるため、人によって大きく収入に違いがあります。
建築士としての評価があがればあがるほど、デザイン料を高くとることができるようになります。
建築士の場合、一件ごとの報酬は自由に決めることができるため、個人で事務所を開いてお客さまと自分で交渉をしながら報酬の価格を設定することも可能です。
建築士の試験は合格率が低く、大変難しいことで知られています。
建築士の資格は、1級建築士、2級建築士、木造建築士の3つに分かれており、受験資格もそれぞれ異なります。
1級の試験は学科の試験と設計製図の試験があり、学科試験の合格者のみが設計製図試験を受けることになります。
1級建築士の評判
1級建築士の資格の評判をご紹介します。
- 転職に非常に有利
- 能力次第で年収が上がる
- 達成感がある
- 試験になかなか受からない
- プレッシャーが大きい
- 手続きがとにかく多く大変
となっています。
自分に合う会社に転職するには?
現場監督や施工管理技士・建築士として就職・転職する際は、そのゼネコン・ハウスメーカーなど建設会社(転職先企業)の中途採用条件、福利厚生、転勤の有無、平均年収や平均月収など平均給料、ボーナス、必要な国家資格、休日、労働時間、業務内容、残業時間、残業代、募集要項などを確認しましょう。
それ以外にも、
- 採用倍率はどれくらいか?
- 将来性はどうか?
- 健康保険や退職金はあるか?
- 離職率はどれくらいか?
- 口コミや評判はどうか?
- サービス残業はどれくらいか?
- ブラックではないか?
- 徹夜など激務ではないか?仕事はきついのか?
- リストラ、クビ、パワハラ、セクハラはないか?
- 仕事はどれくらい大変なのか?現実・現状はどうなのか?
- 倒産しないか?
- 労働基準法を守っているか?
- 労災保険はあるか?
- 土日休みか?
- 高卒や無資格・未経験者の場合、働けるのか?
- トラブルやデメリットはないか?
なども確認しましょう。
現場監督、施工管理の就職・転職は『自分に合う企業』に就職することが大切です。
就職や転職が有利になる方法
就職・転職活動が有利になる方法の1つは資格を取得することです。
有資格者の採用に積極的な企業が多いからです。
もう1つ、就職・転職活動が有利になる方法は「エントリーする企業が今力を入れていることを知ること」です。
企業は、いま力を入れていることを知ってもらえているのは嬉しいものです。
「この人、うちの会社のことを研究しているな!」というイメージにもつながるため、面接でも有利になります。
あなたの就職や転職に役立ててください(^^)