第3種電気主任技術者の年収などをご紹介します。

あなたの就職・転職活動の参考になればうれしいです(^^)

第3種電気主任技術者の平均年収と合格率

第3種電気主任技術者の平均年収などをご紹介します。

  • 平均年収:300万円
  • 合格率:10%

 

第3種電気主任技術者は、電気主任技術者資格の中でも最も下位に位置します。

三種の免状を取得することで、50,000V未満の電気設備、5,000kW未満の発電設備の維持・運用・管理を行うことができます。

 

通常、高圧で受電する受電設備が3,300~6,600Vの自家用電気工作物となりますので、第三種電気主任技術者がこれら電気設備の維持管理を行うことが法律で定められています。

50,000V未満の電気設備を運用できる第三種電気主任技術者免状を取得していれば、これら電気設備の維持管理業務に就くことができます。

 

事務所、工場、店舗などで、49kWを超える電力が必要となる施設は原則として高圧受電としなければならないので、高圧受電を行っている施設は極めて数が多くなり、これら電気設備を維持管理する電気主任技術者は常に人数が必要です。

 

首都圏近郊では特別高圧ながらも22,000Vとなっているスポットネットワーク受電方式も普及しています。

これは50,000V未満の電気設備に該当するため、第三種電気主任技術者で運用することが可能ですので、より活躍の場が広がっています。

 

しかし、地方都市などで特別高圧受電を行う大規模施設の場合、スポットネットワーク方式による配電網が整備されていないため、66,000Vの特別高圧受電でなければ電力供給が不可能な場合があります。

 

50,000Vを超えた受変電設備は、第三種電気主任技術者では運用することができませんので、第2種電気主任技術者、または第1種電気主任技術者免状を取得した電気管理者が求められます。

第3種電気主任技術者の評判

第3種電気主任技術者の資格の評判をご紹介します。

  • 電気のプロとして重宝される
  • やりがいがある
  • 短時間高収入
  • 年収が高い
  • 時給30000円くらい
  • マイペースでやれる
  • 毎年法律や制度が変わるため常に勉強が必要
  • デスクワークが多い

となっています。

まとめ

第3種電気主任技術者の仕事は多く、非常に求められる資格です。

仕事は忙しいですが、大規模な現場も多く、やりがいの大きい仕事です。

 

ただし、電力会社、鉄道会社、大手家電量販店、建設会社、ゼネコン、ビルメンテナンス会社などは、会社の規模が大きいと全国転勤がある可能性もあります。

第3種電気主任技術者の資格を持っているが「全国転勤したくない」という人の中には、あえて派遣で働く人もいます。

派遣であればある程度自由が効きますし、ワークライフバランスを保ちやすくなります。

※デメリットは正社員より年収が下がることです。

建設業界の働き方も多様化している時代です。

ワークライフバランスが悪く、体を壊す電気工事士もいますので、働き方は慎重に検討しましょう。